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ウサギとカメはある日、何をして遊ぼうか??と話し合っていました。
「かけっこってのはどうだい?」
足の速いウサギが言いました。
「他にすることないの?」
足の遅いカメが言いました。
「ははん?さては負けるのがいやなんだろう?」
「そんなことないもんねっ。よしっ、かけっこで競争しよう!」
そこで、二人はかけっこ競争をすることになりました。審判はキツネです。
「それじゃ、位置について・・・用意・・ドーン!」
キツネが試合開始の合図をしました。
ぴょぴょぴょん、ぴょぴょぴょん。
ぴょぴょぴょぴょ、ぴょぴょぴょん。
ウサギは飛ぶように走りました。
ふと走るのを止めてごろんと横になりました。
カメもそのうち追いついてきて
「ウサギさん、どうしたんだい?レースやめたの?」
「大丈夫!大丈夫!そのうち追いつくからね。」
ウサギとカメは互いに手を振って別れました。
天気は最高、日差しはやさしく、ぽかぽかしていました。風はそよそよと草や花をそよがせ、
小鳥が鳴いていました。
「ふぁあああ、ねむくなっちゃった。ここらでちょっと一眠りしちゃお」
ウサギはグーグーといびきをたてて寝はじめました。
その間にもカメはゆっくり、ゆっくり、のそりのそりとゴールに向かって歩いていきました。
やがて、お日様が沈んで辺りが暗くなり、風も冷たくなったのでウサギは目を覚ましました。
「じゃ、ここいらでカメのやつをさーっと追い越してびっくりさせてやろう」
ウサギがぴゅんぴょんとゴールに向かって走っていくと、ゴールではすでにキツネがカメに一等賞のメダルをかけているところでした。
「どんなに遅くてもマジメにやった方が最後は勝つんだよね」
キツネがいいました。 おわり